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Gibson J-50(3)

このところ、Gibsonのラウンドショルダーをたくさん弾いてきましたが、個人的にとどめかな、と思うものに出会うことができました。

 

J-50(1958年)

試奏したのはちょうどお店に入荷したばかりのタイミングで、ネットにも情報が載っておらず値札も付いてない状態でした。 

 

1958年当時オプションだった、アジャスタブル・サドル搭載のモデルです。

このサドル構造を積極的に選びたいとは全く思ってませんが…この楽器は現状で音が抜群に良いです。

 

指板はローコード部分のみすり減ってます。

 

ウェザーチェックはびっしり入ってますが、ボディのコンディションはとても良いと思います。

私がGibsonにここまでハマるとは1カ月前には想像だにもしませんでした。

旅先で出会った1959年のエピフォン・テキサンの世界にあてられてしまった格好です笑

 

このJ-50はエピフォンとは全く性格が違いますが、持った瞬間の自由になれる感じ、音を出した時の匂い立つ感じ、などはとても似ています。

その匂いとは、低い方の倍音の出方にあります。

基音に対して倍音が加わる速度(体感上の話なので正確な表現ではないかもしれません)、消えてゆく量と速度、がポイントでした。

 

エピフォンは弾き方に敏感に反応する速度があり、しかも余韻が「匂い立つ」程度にとどまってくれる楽器でした。

このJ-50もまさにそうで、余韻のとどまりかたがものすごく自分の好みでした。

この部分において、きっちり定位が定まってバランスがとれている楽器は稀だと思います。

 

加わえてこのJ-50は、軽やかで華やかな立ち上がりも持ち合わせていて、どちらかというとダークで剛直な雰囲気のエピフォンとは音色のベクトルが違うのも魅力的でした。

古いラウンドショルダー特有の渋い余韻と、この軽やかな立ち上がりとのコンビネーションがとても心地よく感じます。

 

立ち上がりが軽いということは、指で弾いた時のニュアンスが豊富という事。弾きだすと止まらなくなってしまうギターです。

 

嗚呼

author:伊藤賢一, category:ギター, 09:43
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