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Gibson J-50

久しぶりに楽器屋さんに行ってきました。

お目当ては1950年代のギブソンJ-50です。

1950年、1952年、1956年、1958年の4本を試奏することができました。

 

J-50といえばジョン・レンボーンです。

初期のアルバムから名盤「Hermit」あたりまで使用していると思います。ジョンのJ-50は1960年代で、1950年代とはかなり仕様が異なりますがこのギターの音は耳に焼き付いています。

 

 

ただ私はジョンがきっかけでJ-50を探しているわけではなく、先日旅先で弾いてショックを受けたEpiphone FT-79 Texan(1959年)がその引き金なのです。

Texanはギブソンの工場での製作。そしてJ-50と同じボディということもあり、年式の近いものを見てみたくなったわけです。

 

 

手にとった瞬間に気に入ったのは1950年でした。

ちっこいピックガードが渋い。

表面板の割れや、ロッドの締めすぎで割れの入ったネックなど、かなりスパルタンな状況にも耐えてきた凄みを感じます。もちろん、どの箇所も修理されています。今はロッドも効くようになっているとのこと。音は太くて輝きがあります。何より音が前に前に放出されるのがいい。

 

しかし、それを最後に逆転してしまったのが1958年でした。

最初は大人しい印象でしたが、弾いているうちにぐいぐい音が出てきて、他のギターを抜き去ってしまいました。

私の弾き方はよく見られるJ-50の弾き方(ピックでジョリジョリいく)とは最も遠く、おとなしいものです。

しかし一音一音を掘るタッチは、ある意味激しいストロークよりもジョリジョリしているのです。私の弾き方がこのギターの眠っていた成分を起こしたのだと思います。要するに相性が良いということですね。

1950年よりまとまりがあり、音量も充分すぎ。

6弦の響きに特徴があります。高音1,2弦も透明感がありながら渋い色のついたサスティーンをはらんでおり、この倍音感はくせになります。

 

そういったギターの個性も充分に主張しながら、弾き手の方向性に応えてくれる。

この”会話できる感覚”があるのが1958年でした。

 

嗚呼。

author:伊藤賢一, category:ギター, 22:40
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