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近江楽堂リサイタル

初台にある室内楽専用ホール『近江楽堂』でリサイタルを企画しはじめて3年目。

今年も無事終了しました。

スティール弦の世界では「ホールでPAを使わずに演奏する」という形態はほぼ無かったことです。

それは非常に勿体無い。なぜなら、アコースティック・ギターのポテンシャルをもってすれば充分にホールに生音を響かせることが出来るからです。アコースティック・ギターのインストゥルメンタルの分野がPAの発展とともに歩んできたことは充分に承知していますが、やはりそれは歴史の流れを俯瞰してみてもあくまで『選択肢のひとつ』であるはずです。

本来の意味に回帰すれば、ギターの素の状態の良さを発揮してこそ『アコースティック』を名乗れるのではないか。そんな思いで始めた企画でした。

毎回アコースティック・ギタリストをゲストに招くのもこの会の見どころ。

第一回目は小川倫生さん、第二回目は垂石雅俊さん、そして今回は伍々慧(ごごさとし)さんをお招きしました。

伍々さんは押しも押されぬアコースティック・ギター界のトップランナーであり、演奏家としても作曲家としても非常にレベルの高い奏者です。それに加えてまだ20代という若さも驚異的。彼自身この規模(100人のキャパ)のホールで生音で演奏したことは無いということでしたので、どのような世界が展開されるか非常に楽しみでした。


伍々さんと会場との相性、とても良かったと思います。
通常の彼のラインサウンド以上に、まず和音の美しさがダイレクトに伝わってきました。お客様も、彼の曲のリリカルな味わいを存分に楽しめたようです。


私も例年よりかなり余裕を持って演奏することができました。
単音の立ち方も余韻も、どの瞬間も楽しんで演奏できました。
良い楽器と良い空間とが出会う醍醐味だと思います。


来年は竹内いちろさんをゲストにお招きして7月21日(土)に行います。
ぜひとも皆さんお越しくださいませ。
そして、私だけでなく全国のアコースティック・ギタリストが、今まで以上に演奏の場とシチュエーションを楽しんで選択できるシーンとなるよう、切に願っています。
author:伊藤賢一, category:ライブ/コンサート, 11:02
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