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D-18続

昨日の投稿の答え、私の好みは「1938年」でした。

もちろんどちらも超〜素晴らしいギターですが、あえて選ぶとしたら迷いません。
Martin D-18(1934)
Martin D-18(1938)
特に3弦4弦の涼しい鳴り方、そして装飾音が良く前に出る感じが好きですね。
1934年のカラッとしていながら粘りのある出音も魅力的です。
こういった楽器、演奏共に素晴らしい音源での比較は楽しいものです。
Molly Tuttle、あらためて素晴らしいプレイヤーです。
author:伊藤賢一, category:ギター, 19:30
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D-18

自分が好きなD-18は、潤いのある中低域を持っているもの。

乾いてキラキラした感触や、逆にズドンとした18は好みから外れる。
この辺りのことは個人的な感覚なので、正直人に話してもあまり伝わらない。
例えば、下の動画の2つを聴いてどちらが好みか?
どちらもとても良いギターだが、自分の中では完全にはっきりしている。

(どちらが好みかは次回に)

Martin D-18(1934)

https://www.youtube.com/watch?v=KM4X0TL_gYY

Martin D-18(1938)

https://www.youtube.com/watch?v=Xvo-4x3y9aU

 

意外にも、楽器に対する自分なりの言葉を持てずに悩む人は多い。

こういう趣味的なネタもたまには面白いですね。

 

author:伊藤賢一, category:ギター, 23:09
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ヘッド

左:ヘルマン・ハウザー?(1960)

右:アルカンヘル・フェルナンデス(1999)

どちらもかっこいいですね。

ハウザーはトーレスを踏襲した伝統的な3つ山タイプ。ハウザーはなんといっても中央の緑の2重線(といっても、1コースにナチュラル、緑着色、ナチュラスの3本を組み込んでいる)が特徴です。

アルカンヘルは、中央の山がもう少し低いイメージがありましたが、これは師匠のバルベロ1世を少しだけワイドにしたような雰囲気です。


この2本、突き抜けたレベルで音がまったく別方向です。どちらかを選ばないといけないのが悩ましい。
今取り組んでるモンポウを響かせると、豊かな色彩のアルカンヘルと深淵な漆黒のハウザーと、悩みは深まる一方です。
author:伊藤賢一, category:ギター, 09:22
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ジョン・ピアーズ弦

長い間エリクサーのナノウェブ/フォスファー・ブロンズを愛用していましたが、最近またジョン・ピアーズのフォスファー・ブロンズに戻ってきています。

理由は、意外に長寿命であることを再確認したからです。

以前ジョン・ピアーズを張ったライブ本番中に突然響きが無くなった事があります。
死ぬときは早い。そういう恐ろしい思いをしたトラウマがあり、音の素晴らしさは認めつつも利便性も鑑みてエリクサーを採用していました。

エリクサーもとても素晴らしい弦で、特に音質が私には好みです。皆さんコーティング弦については音質で敬遠されるようですが、この弦で鳴らした自分の録音を聴いてもネガポイントはほぼ皆無と感じます。



そしてここへきて、私自身の身体の変化なのか、手汗というものをほぼかかなくなってきました。元々少ない体質でしたが、更に少なくなってきた。
ピアーズ本来の響きの良さをその分長く楽しめるようになっていたのです。


最近では、3公演のソロライブでもピアーズ1セットでOKです。夏場でこれですから、冬場は更に使いやすそう。


相当長いツアーとリハが繰り返されるようなパターンではエリクサーを使いますが、通常しばらくはピアーズでいこうと思います。
author:伊藤賢一, category:ギター, 21:46
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オプティマ No.6 SPECIAL SILVER/CLEAR NYLON(MEDIUM)

 

新しい弦を張ってみました。

オプティマ No.6 スペシャルシルバーとクリアナイロンのミディアムです。

 

結論から言うと、非常に良い弦です。

ピッチも正確だし精度の高さを感じます。

 

20年来愛用している「オーガスティン赤の低音/プロアルテ・ノーマルの高音」に比べると、ほんの少し張りが強く、音色変化のスピードはわずかに遅いです。しかし、響きのまとまりを感じさせる力はこのセットに軍配が上がるでしょう。

低音はオーガスティンが開放的なのに比べるとおとなしいですが、このバウンド感のある弾き心地はかなり気持ちが良いです。

高音はさらに特徴的です。

今までプロアルテはかなりフラットな弦だと感じていましたが、このオプティマのクリアナイロンと比べるとプロアルテが色彩的に感じます。それほどフラットでノーマルな音。

良いタッチで弾弦できた時は、丸みと伸びが同居した素晴らしいトーンが飛び出します。

それと同時に、爪の状態にはかなり厳しいですね。良い音が出るポイントが若干狭いので賛否別れるでしょうが、私は断然好きなタイプです。

 

ただし私はスティール弦も弾くので、私がオプティマで良い音が得られるポイント(爪の長さやタッチ)がスティール弦と同居できなくなる可能性はあります。

まさにその点で、今までの「オーガスティン赤の低音/プロアルテ・ノーマルの高音」のセットは最高だったわけですが・・・

 

 

そういった個人的事情を抜きにすれば、掛け値なしに素晴らしい弦であることに変わりはありません。

今後オプティマがメインとなるか、はたまた今までのセットに戻るか、楽しみながら悩みたいと思います。

 

良い出会いに感謝です!

 

 

author:伊藤賢一, category:ギター, 22:45
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M.J.フランクスで録音
新しいギター、M.J.フランクスで録音してきた。

2016年製。
まだまだこれから変化していく楽器だが、アルバムにも一曲このギターで録音してみることにした。

マイクはいつものDPA4006aのペア。
まずいつものセッティングで録ってみたところ、高音の押しが足りない。
微妙にマイクの位置どりを変えながら、良いポイントを探っていく。私の音をよく知るエンジニアの林さんとギター製作家の大屋建さんとインプレッションを擦り合わせしながら、数センチ単位で「録っては確認し」を繰り返す。


30分ほどかかったが、フランクスの特長である中域のポイントがしっかり出て、高音も立つポイントを探すことができた。
そうなると低音が若干足りない。新しいギターだと、このあたりが難しいところだ。まだ全域で開いている状態には至ってないという事だろう。
低音は弾き方でカバーすることにした。


結果的に、音質も演奏も絶妙なバランスのテイクが録れた。
色々とチャレンジングなセッションだったが、その時にしかない空気を捕まえられるのがレコーディングの快感といえる。
特にソロ演奏では尚更だろう。



今回のアルバムでは、メインの大屋ギター(6曲)、ハウザー(2曲)、フランクス(1曲)、今は手放したヴィンテージのD-18(1曲)の4本を使用した。

それぞれの個性を自分の言葉として形にすることが出来、とても良かったと思う。
author:伊藤賢一, category:ギター, 13:29
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ギターの色

自身6枚目となるソロアルバムも、次回でいよいよ最後の曲。

12月に入手したフランクスさん(写真)で録る予定です。

 

M.J.フランクス製作2016年の新品。

新品でギターを買ったのは久しぶりです。

アディロンダックスプルースの表面板と、キューバン・マホガニーの側裏板。

じつに清涼感のある響きが持ち味ですが、弾き込みによって音に輝きが増してきました。

より基音の力が発揮されてきたということですね。今後が実に楽しみです。

 

ギターの音色、とよく耳にします。

実際の”色”としては何を連想するか、考えてみました。

 

フランクス=草色

Ken Oya=白

ハウザー=ガンメタリック

 

フランクスさんとハウザーは直感でイメージできましたが、大屋ギターが難しかったです。

それだけこのギターでの付き合いが深いということかもしれません。

ピュアホワイトとベージュを行き来してるような感覚が一番近い気がします。

author:伊藤賢一, category:ギター, 13:01
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マイク大集合(3)番外ギター編

実に楽しいマイク/マイクプリテストでした。

今回テストに使ったのは、私のメインギター大屋建Model-J。

 

これとは別に、最近手に入れた2本も持ってきていました。

 

左:ランディ・ルーカス KS(2001)

右:M.J.フランクス(New)

 

どちらもマーチンD-18タイプですが、全く性格が違います。

ルーカスは目をつけてから3ヶ月越しの入手。そのどっしりした鳴りと幻想的な余韻に大満足していたはずですが・・・

手に入れた2日後、ルーカス片手に上機嫌で入った楽器店で出会ってしまったのがフランクスさんでした。

正直、冷やかしで帰るつもりだったのに完全に心をつかまれてしまいました。

お金はないのに買うことはできる。実に不思議な事です。

 

伊那では、ルーカスの弦高調整を大屋建さんにお願いしました。

弾きやすい状態でのフランクスとの弾き比べは、とかなり面白いです。

それぞれの個性が発揮されていていいですね。

マーチンのレプリカのような顔をして、2本ともまったくオリジナルの音です。

 

 

こうしてみると、なんかギターマニアのようです。

 

フランクスさんを弾く大屋建さん。

 

 

このフランクスさん、やはり良いギターですね。

今まで何本かフランクスのギターは弾いたことありましたが、正直ここまで心を掴まれることはありませんでした。

このギターだけが奇跡的に自分に合っていたのか、今後フランクスギターがこういう鳴り方にシフトしていくのか、それはまだわかりません。

いずれにしても、ここしかないタイミングで手にすることが出来て、本当に良かったです。

 

 

 

author:伊藤賢一, category:ギター, 10:27
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ランディ・ルーカスとM.J.フランクス

左:ランディ・ルーカス(2001)

右:M.J.フランクス(2016)New

 

トップはどちらもアディロンダック・スプルース
サイド/バックは、ルーカスがホンジュラス・マホガニー。フランクスさんがキューバン・マホガニー。

ルーカスはノンスッキャロップ・ブレイシングで、フランクスさんはスキャロップ・ブレイシングです。

 

どちらもマーチンD-18のヴィンテージをリスペクトした作りですが、はっきり言ってマーチンなのは見た目だけで、内容的には独自の世界を作り上げているのが素晴らしいです。

 

 

ルーカスは、単音の立ち方が濃く太く、強いタッチにも堂々と応え、軽いタッチの時には歌うような余韻が伴います。

私が求めるD-18の味わいは「涼しい高音と立派すぎない低音、全体的にウェット感がある」というもの。

それとは全く違う方向性ですが、実に質の高いギターです。

 

 

フランクスさんは、私好みのD-18の方向性を持ちつつ、更に各弦の反応速度が自分に合ってると感じます。

9月に完成したばかりの新品なのでまだ鳴り切ってはいませんが、単音の透明感と共に和音の溶け具合も最高です。

そしてマホガニーらしいあたたかな余韻があります。更には、ネックの感触が自分にはストライクでした。

 

 

両者の音の違いについて。

例えばソロギターでメロディを弾く時、ルーカスはメロディラインがはっきりと際立つ感覚。

フランクスさんは、アンサンブルの役割の中のメロディとして立ち上がる感覚。

全域でドスの利いたルーカスと、絶妙なリミッティングで音楽を包み込むフランクスさんといった印象です。

かなりの違いがありますが、どちらも非常に質が高い音世界です。

 

 

ルーカスを手にした2日後にこんなことになるとは、自分でも驚いています。

そんなこんなで、ここ数日はジェットコースター並の毎日でした。

そのせいで体調崩しました。

author:伊藤賢一, category:ギター, 23:40
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ブロンズ弦を


D-18にブロンズ弦を張ってみました。
良いですね。ドカンとして。


端正で緊密なフォスファーブロンズ弦の魅力は言わずもがなですが、こうしてたまにブロンズ弦を張ると、自分のタッチが鮮明にわかります。


ギタリストにとって、最後まで悩むのがpのタッチです。
最近トレーニングのしかたを変えてpの感覚を育てているところなので、気まぐれとはいえ今回のブロンズ弦は、確認事項を試す丁度良い機会でした。
author:伊藤賢一, category:ギター, 23:38
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