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J-50 仲間入り

Gibson J-50(1958)めでたく仲間入りしました。

左:ヘルマン・ハウザー供1960)
中:J-50(1958)
右:Ken Oya(2008)
非常に面白いラインナップです。

 

 

 

author:伊藤賢一, category:ギター, 12:02
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Gibson J-50(3)

このところ、Gibsonのラウンドショルダーをたくさん弾いてきましたが、個人的にとどめかな、と思うものに出会うことができました。

 

J-50(1958年)

試奏したのはちょうどお店に入荷したばかりのタイミングで、ネットにも情報が載っておらず値札も付いてない状態でした。 

 

1958年当時オプションだった、アジャスタブル・サドル搭載のモデルです。

このサドル構造を積極的に選びたいとは全く思ってませんが…この楽器は現状で音が抜群に良いです。

 

指板はローコード部分のみすり減ってます。

 

ウェザーチェックはびっしり入ってますが、ボディのコンディションはとても良いと思います。

私がGibsonにここまでハマるとは1カ月前には想像だにもしませんでした。

旅先で出会った1959年のエピフォン・テキサンの世界にあてられてしまった格好です笑

 

このJ-50はエピフォンとは全く性格が違いますが、持った瞬間の自由になれる感じ、音を出した時の匂い立つ感じ、などはとても似ています。

その匂いとは、低い方の倍音の出方にあります。

基音に対して倍音が加わる速度(体感上の話なので正確な表現ではないかもしれません)、消えてゆく量と速度、がポイントでした。

 

エピフォンは弾き方に敏感に反応する速度があり、しかも余韻が「匂い立つ」程度にとどまってくれる楽器でした。

このJ-50もまさにそうで、余韻のとどまりかたがものすごく自分の好みでした。

この部分において、きっちり定位が定まってバランスがとれている楽器は稀だと思います。

 

加わえてこのJ-50は、軽やかで華やかな立ち上がりも持ち合わせていて、どちらかというとダークで剛直な雰囲気のエピフォンとは音色のベクトルが違うのも魅力的でした。

古いラウンドショルダー特有の渋い余韻と、この軽やかな立ち上がりとのコンビネーションがとても心地よく感じます。

 

立ち上がりが軽いということは、指で弾いた時のニュアンスが豊富という事。弾きだすと止まらなくなってしまうギターです。

 

嗚呼

author:伊藤賢一, category:ギター, 09:43
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Gibson J-50(2)

先日とは別の店で1950年と1956年を弾いてきました。

 

1956年

 

貫禄ある風貌。

 

ギブソン系で個人的に気になる、肩とネックのジョイント部分の沈み込みもほぼありません。

 

 

 

ギブソンに恨みでもあるのかという削れ方。どうやったらこうなるんだろう。

 

いやーとてもいいですね〜

低重心でドスの効いたサウンドです。ただエッジが立っておらず、ボコンという低音です。

ただ、妙にクセになるというか、ギター単体でしっかり世界を作ってました。
続いて1950年
外観は断然こちら。ちっこいピックガードが好みです。
ブリッジが新しく見えますが、オリジナルだそうです。
ギブソンはこのヘッドがいいですね。ちょっと太くて、ロゴが少し下寄り。
うーむ、これもいい。
エッジはしっかり立っているし、何よりも3.4弦の太さが素晴らしいです。
56年よりも軽やかだし、かなり自分好みです。
この2本に共通するのは、しっかり1本の中でバランスがとれている楽器だという事。
ストロークでも指弾きでもバランスが崩れず、歌のあるなしにも左右されない存在感(まあ自分が選ぶ楽器なら当然そうでないと困るのですが)。
いやー楽しかった!
author:伊藤賢一, category:ギター, 19:53
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Gibson J-50

久しぶりに楽器屋さんに行ってきました。

お目当ては1950年代のギブソンJ-50です。

1950年、1952年、1956年、1958年の4本を試奏することができました。

 

J-50といえばジョン・レンボーンです。

初期のアルバムから名盤「Hermit」あたりまで使用していると思います。ジョンのJ-50は1960年代で、1950年代とはかなり仕様が異なりますがこのギターの音は耳に焼き付いています。

 

 

ただ私はジョンがきっかけでJ-50を探しているわけではなく、先日旅先で弾いてショックを受けたEpiphone FT-79 Texan(1959年)がその引き金なのです。

Texanはギブソンの工場での製作。そしてJ-50と同じボディということもあり、年式の近いものを見てみたくなったわけです。

 

 

手にとった瞬間に気に入ったのは1950年でした。

ちっこいピックガードが渋い。

表面板の割れや、ロッドの締めすぎで割れの入ったネックなど、かなりスパルタンな状況にも耐えてきた凄みを感じます。もちろん、どの箇所も修理されています。今はロッドも効くようになっているとのこと。音は太くて輝きがあります。何より音が前に前に放出されるのがいい。

 

しかし、それを最後に逆転してしまったのが1958年でした。

最初は大人しい印象でしたが、弾いているうちにぐいぐい音が出てきて、他のギターを抜き去ってしまいました。

私の弾き方はよく見られるJ-50の弾き方(ピックでジョリジョリいく)とは最も遠く、おとなしいものです。

しかし一音一音を掘るタッチは、ある意味激しいストロークよりもジョリジョリしているのです。私の弾き方がこのギターの眠っていた成分を起こしたのだと思います。要するに相性が良いということですね。

1950年よりまとまりがあり、音量も充分すぎ。

6弦の響きに特徴があります。高音1,2弦も透明感がありながら渋い色のついたサスティーンをはらんでおり、この倍音感はくせになります。

 

そういったギターの個性も充分に主張しながら、弾き手の方向性に応えてくれる。

この”会話できる感覚”があるのが1958年でした。

 

嗚呼。

author:伊藤賢一, category:ギター, 22:40
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Epiphone FT-79 Texan

ツアー中にお邪魔した”竹内いちろ”さんのお宅にある(お借りしている楽器だそうです)、エピフォン・テキサンを弾かせていただきました。

 

1959年製。

エピフォンがギブソンに買収された直後の楽器ということで、ギブソンのカマラズー工場で製作された楽器です。

ボディシェイプはギブソンJ-50と同様ですが、スケールがJ-50より1インチほど長くなっています。

 

とにかく感動してしまいました。

今でも感触が手に残っています。

基本的に器用な楽器ではなく、無骨な作りなんですが、鳴り方がいいんですよね。

最初はガツンとした、よく仕上がったたギブソン系の印象を受けました。ところがしばらく指で弾いていくにつれ、柔らかく素直な鳴りに変化してきました。次にいちろさんがロックのリフを決めるとまたガツンと叫び、そのまま指で弾いてもらうと穏やかな世界が広がる。この移り変わりが見事で、本当に鳴っている楽器特有の反応の良さでした。

エピフォンが、ギブソンが、というよりもこのギターが素晴らしい。

 

この楽器に出会えてラッキーでした。

テキサンというとポール・マッカトニーのイメージですが、そのイメージはスリムヘッドとセットになっています。

この年代はファットな仕様のヘッド、しかも旧ロゴで、この特定のジャンルを感じさせない外観も大いに好みです。

これは夢に出てきますね・・

 

 

author:伊藤賢一, category:ギター, 22:32
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D-18続

昨日の投稿の答え、私の好みは「1938年」でした。

もちろんどちらも超〜素晴らしいギターですが、あえて選ぶとしたら迷いません。
Martin D-18(1934)
Martin D-18(1938)
特に3弦4弦の涼しい鳴り方、そして装飾音が良く前に出る感じが好きですね。
1934年のカラッとしていながら粘りのある出音も魅力的です。
こういった楽器、演奏共に素晴らしい音源での比較は楽しいものです。
Molly Tuttle、あらためて素晴らしいプレイヤーです。
author:伊藤賢一, category:ギター, 19:30
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D-18

自分が好きなD-18は、潤いのある中低域を持っているもの。

乾いてキラキラした感触や、逆にズドンとした18は好みから外れる。
この辺りのことは個人的な感覚なので、正直人に話してもあまり伝わらない。
例えば、下の動画の2つを聴いてどちらが好みか?
どちらもとても良いギターだが、自分の中では完全にはっきりしている。

(どちらが好みかは次回に)

Martin D-18(1934)

https://www.youtube.com/watch?v=KM4X0TL_gYY

Martin D-18(1938)

https://www.youtube.com/watch?v=Xvo-4x3y9aU

 

意外にも、楽器に対する自分なりの言葉を持てずに悩む人は多い。

こういう趣味的なネタもたまには面白いですね。

 

author:伊藤賢一, category:ギター, 23:09
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ヘッド

左:ヘルマン・ハウザー?(1960)

右:アルカンヘル・フェルナンデス(1999)

どちらもかっこいいですね。

ハウザーはトーレスを踏襲した伝統的な3つ山タイプ。ハウザーはなんといっても中央の緑の2重線(といっても、1コースにナチュラル、緑着色、ナチュラスの3本を組み込んでいる)が特徴です。

アルカンヘルは、中央の山がもう少し低いイメージがありましたが、これは師匠のバルベロ1世を少しだけワイドにしたような雰囲気です。


この2本、突き抜けたレベルで音がまったく別方向です。どちらかを選ばないといけないのが悩ましい。
今取り組んでるモンポウを響かせると、豊かな色彩のアルカンヘルと深淵な漆黒のハウザーと、悩みは深まる一方です。
author:伊藤賢一, category:ギター, 09:22
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ジョン・ピアーズ弦

長い間エリクサーのナノウェブ/フォスファー・ブロンズを愛用していましたが、最近またジョン・ピアーズのフォスファー・ブロンズに戻ってきています。

理由は、意外に長寿命であることを再確認したからです。

以前ジョン・ピアーズを張ったライブ本番中に突然響きが無くなった事があります。
死ぬときは早い。そういう恐ろしい思いをしたトラウマがあり、音の素晴らしさは認めつつも利便性も鑑みてエリクサーを採用していました。

エリクサーもとても素晴らしい弦で、特に音質が私には好みです。皆さんコーティング弦については音質で敬遠されるようですが、この弦で鳴らした自分の録音を聴いてもネガポイントはほぼ皆無と感じます。



そしてここへきて、私自身の身体の変化なのか、手汗というものをほぼかかなくなってきました。元々少ない体質でしたが、更に少なくなってきた。
ピアーズ本来の響きの良さをその分長く楽しめるようになっていたのです。


最近では、3公演のソロライブでもピアーズ1セットでOKです。夏場でこれですから、冬場は更に使いやすそう。


相当長いツアーとリハが繰り返されるようなパターンではエリクサーを使いますが、通常しばらくはピアーズでいこうと思います。
author:伊藤賢一, category:ギター, 21:46
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オプティマ No.6 SPECIAL SILVER/CLEAR NYLON(MEDIUM)

 

新しい弦を張ってみました。

オプティマ No.6 スペシャルシルバーとクリアナイロンのミディアムです。

 

結論から言うと、非常に良い弦です。

ピッチも正確だし精度の高さを感じます。

 

20年来愛用している「オーガスティン赤の低音/プロアルテ・ノーマルの高音」に比べると、ほんの少し張りが強く、音色変化のスピードはわずかに遅いです。しかし、響きのまとまりを感じさせる力はこのセットに軍配が上がるでしょう。

低音はオーガスティンが開放的なのに比べるとおとなしいですが、このバウンド感のある弾き心地はかなり気持ちが良いです。

高音はさらに特徴的です。

今までプロアルテはかなりフラットな弦だと感じていましたが、このオプティマのクリアナイロンと比べるとプロアルテが色彩的に感じます。それほどフラットでノーマルな音。

良いタッチで弾弦できた時は、丸みと伸びが同居した素晴らしいトーンが飛び出します。

それと同時に、爪の状態にはかなり厳しいですね。良い音が出るポイントが若干狭いので賛否別れるでしょうが、私は断然好きなタイプです。

 

ただし私はスティール弦も弾くので、私がオプティマで良い音が得られるポイント(爪の長さやタッチ)がスティール弦と同居できなくなる可能性はあります。

まさにその点で、今までの「オーガスティン赤の低音/プロアルテ・ノーマルの高音」のセットは最高だったわけですが・・・

 

 

そういった個人的事情を抜きにすれば、掛け値なしに素晴らしい弦であることに変わりはありません。

今後オプティマがメインとなるか、はたまた今までのセットに戻るか、楽しみながら悩みたいと思います。

 

良い出会いに感謝です!

 

 

author:伊藤賢一, category:ギター, 22:45
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